ちょっと知っておきたい生活の知恵

おばあちゃんの知恵はバカにできない、ちょっとしたコツで生活が変わる。

西友の独走は止まらない!

消費税アップと物価上昇

 2014年に消費税が8%に引き上げられ、それに便乗するように食品の値上げや商品の少量化をするさまを経験し、1円2円の節約をしてきた主婦にとっては大きな痛手と不信感は相当なもの。そしてまた2017年4月には消費税10%が待ち構えている。

西友という企業

 西友はアメリカ最大の小売りウォルマートグループ入り。ウォルマートと言えば売上高世界1位を誇っている。徹底した低価格で地域1番店を目指しライバルがいない地域へ出店他の追随を許さない。この業界は不況になればなるほど強い!なんせ必ず買わなければならない商品だから、お金に困ったら車やテレビは買わなくても食べ物は買わないわけにはいかない。

 

西友「みなさまのお墨付き」

 西友はスーパーの中でも圧倒的な低価格で安いイメージを植え付けてきた、巨大な資金力と流通で小さな町の商店街はひとたまりない、そればかりかライバルとされる中小規模のスーパーはことごとく撤退や廃業へ。しかしそれだけでは終わらないのが西友だった。

 西友に買いに行った人ならわかるだろう、どんなメーカーの商品よりひときわ安い「みなさまのお墨付き」という商品を、日清のカップヌードルが138円で売る中「みなさまのお墨付きしょうゆヌードル」は80円。安かろう不味かろで敬遠されがちだけど、これが不味くないんだよ。そう2つの商品が並んでいるとしてこのお得感は言いようがないし、こだわりがない人にとっては当然安い方を購入してゆく。ちょっと前まではそんなに商品が多かったわけじゃないのに、気がついてみたらかなりの分野で「みなさまのお墨付き」の商品が置かれている。

 消費税や物価高そして将来への不安でより一層財布のひもを締める社会背景もあり西友のプライベート商品化そして他の商品との差別化された価格面での安さは、消費税の裏で便乗値上げをしてきた企業に大打撃を与える可能もでてきたのだ。まさに、西友恐るべしだ!不況に強い食品メーカーが小売業者「西友」に潰される日も近い。

 

西友を利用する一人の消費者として

 消費税が8%にアップされる前までは、牛乳はちょっと高くても美味しくて新鮮で安心して飲める200円を超えの明治やセブンの牛乳を購入していたんだけど、今はもっぱら「みなさまのお墨付き牛乳だ165円」だ。飲んでみるとわるくないんだよ、最初は低脂肪牛乳みたいだったら嫌だなと思って敬遠してたんだけど、思い切って変えてみたら今じゃあたりまえのようにそれしか購入してない。そんな感じで調味料を含めて「みなさまのお墨付き」も抵抗なく購入している。イチ消費者として本当にありがたいんだよ。西友で買い始めちゃうと、農協のエーコープとか高くて野菜と生鮮食品以外は買う気がしない。ホント農協の構造的なダメさはガラパゴス化した日本そのものを見ているかのよう。

 

 まとめ

 少子高齢化、人口減少は全ての産業や税収に影響が出てくる、政府が大々的な移民受け入れをするかにもよるだろうけど、日本国民はかなり抵抗あるだろうなぁ。経済をとるか移民をとるか?小さな政府を目指す気もなさそうだし、本格的な移民も嫌って感じで先延ばししているから、このままずるずる人口が減ってゆくことは確か。人口が減れば経済的に縮小し景気が良くなることは考えづらい。東京オリンピックまではあまり実感しないかもしれないけどその後は結構来ると思うよ。そんな時生き残る小売りはオリジナル商品を多く抱える西友とセブンぐらいしかないんじゃないかなぁ…。5年後の日本や経済を考えると今株価2万円が1万円を下回ることも想像しておいた方がいい、ちょっと身が引き締まる思いと派手ではないか確実に変えてゆく西友をみて、自分もこうしちゃいられないなと思う今日この頃です。