ちょっと知っておきたい生活の知恵

おばあちゃんの知恵はバカにできない、ちょっとしたコツで生活が変わる。

貯金は習慣でたまる。

貯金できてます?

 日本人は貯蓄率が高いといわれていますが、それは過去の話で今や先進国の中で5番目。ドイツ、フランス、イギリス、アメリカの次が日本。しかも3割が無貯金。家計貯蓄率ではドイツが16%でトップ、日本は1~2%というありさま、みんな思ったより貯金できてないんですね。

 

生活にかかる費用増大

 2014年の勤労世帯の消費支出は20代で約250万~50代では約350万円。1世帯1か月20万から30万。生活にかかる費用もバカになりません。

2014年の平均所得は20代で246万~50代で491万。若い世代だと貯金は厳しそうです。

貯金が貯まらない理由は収入が伴っていかない現状と30代~40代は教育費の負担やマイホームの負担なども大きいく50代でやっと余裕ができてくるって感じでしょうか。

 

貯金できる環境

 貯金については積極的に教えてくれるわけでもなく、国はむしろ貯金などせず消費して景気を優先させたい方針。地方に行けば一人一台の車があたりまえ、24時間営業のコンビニやスーパー。ファミレスにファーストフード。ネオン輝く大型パチンコ店。資本主義社会ではいかに金儲けをするかが一番の優先事項になっている。

 そして収入については、企業のブラック化、派遣制度の拡大などで収入は減る一方。国もやれ消費税増税だ。物価上昇率2%目標だ。企業じゃ便乗値上げで一般家庭の実質給料は減る一方。

貯金ができる環境?いえいえ貯金ができない環境、ついでに言えば少子化で子供も作りにくい環境となってしまったようです。

 貯蓄率の高いヨーロッパ、フランスではコンビニがないそうです。当然、パチンコもありません。日曜日にはスーパーなどの小売店も休みだそうです。やっぱし環境は重要なのでしょう。

 

収入を増やすのは大変、節約することは楽

 まず、働いていることである程度固定されている場合、収入を増やすことはかなり大変であり、自分で意のままにできる領域ではない、さりとて副収入で増やすとするならかなり大変。それに対し節約することは自分の意思でできるコントロールができる。

 

小さく暮らそう

 日本の環境が環境だけに、貯金をすることに立ち向かうには、それなりの覚悟が必要です。みんなが自動車通勤をする中自転車通勤に、みんながお昼の外食する中持参のお弁当を、みんなが旅行や帰省の話をする中、家で内職や資格試験を…。

お金をなるべく使わないことを常に意識し実行する生き方から見直す。働く場所や買い物も自転車で行ける範囲に、コンビニへはいかない近寄らない、誘惑の多い繁華街や大型店には行かない。スマホは持たない。生活範囲を小さくし暮らすことで貯金がしやすい環境になる。

 

第2領域を考える

 フランクリン・コヴィー「7つの習慣」をご存じだろうか?自分はこの本の愛読者だ!その中に「時間のマトリクス」というのがある。

 これには時間の使い方を4つに分け分類され紹介されている。

第1領域:緊急かつ重要な領域(やらないといけないこと)
第2領域:緊急ではないが重要な領域(将来の自分にとっていいことや備え)
第3領域:緊急だが重要でない領域(電話や雑務)
第4領域:緊急でも重要でもない領域(テレビやゲーム)

 

第2領域「自分の将来にとっていいことや備え」それに集中することでやらなければならないことが減り豊かな将来を実現する投資領域とされる。

時間の使い方について書かれてはいるが、お金についてもまさにピッタリあてはまることができる。

第一領域は生きる為に最低限のお金

第二領域は将来の為のお金

第三領域は外食やデザート雑誌などのお金

第四領域はパチンコや趣味のお金

 パチンコや趣味に使うお金を自分の将来や貯金にに回すことで、最低限生きる為に必要なお金に困らなくなり、外食やデザート雑誌などを小さくすることでより将来の為のお金を貯めることができる。資格試験や英語などのスキル向上することでより高い給料を得られる所に転職できたり昇格したりできる。また株の投資や貯金で配当金や利子を得たりすることができる。

 

まとめ

 世の中怖いよな、必要な金銭感覚というスキルも教えてもらっていないのに、車通勤でクルマのローンを組む金利がかかる、ただでさえ収入が少ないのに金利まで取られる。車に乗ったら維持経費がかかる、保険に税金がかかる。街に出ればコンビニの誘惑。運転のストレス。ちょっとトイレを借りる為にパチンコ屋にお邪魔、ついついやってみると大勝させてドツボにはめる。給料日前はあと500円で生活しなくっちゃの繰り返し。貯金?とんでもない毎月赤字でボーナスで補てんだよ!そして何かの拍子に軽い気持ちでサラ金へ、まるで蟻地獄のように人生転落。リアルカイジの世界ではこの国ではあたりまえ。ド高いCM枠で過払い金請求のご相談は弁護士へが通用するのも、この国でサラ金を利用する人がいかに多いのかがよく分る。

 貯金は自分で強い意志のもと環境を作り、そして毎日の習慣化されることでたまってゆく。そして、たまったお金を働かせることでなお一層お金に困らなくなる。これができるかがカギだ!貯金と共にいかに働いてもらうかの知識も必要だ。お金持ちになるには3つの方法があるとされる、不動産、株、事業の3つ。不動産で家賃収入を得るか、株に投資するか、事業を起こすか。この中では家賃収入が一番確実かもしれない。毎月家賃収入が入ることで貯金は加速度的に増やせることができるからだ。その仕組みさえ一歩踏み込めさえすれば後はお金に振り回されることはない人生が待っているだろう。